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ザ・プリンス パークタワー東京が客室など改装へ 多様な利用者の滞在価値向上図る

「プレミアムクラブフロア」「プレミアムクラブラウンジ」は世界各国でラグジュアリーホテルのデザインを手掛けるAB Conceptが担当する(イメージ)

「プレミアムクラブフロア」「プレミアムクラブラウンジ」は世界各国でラグジュアリーホテルのデザインを手掛けるAB Conceptが担当する(イメージ)

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 芝公園のザ・プリンス パークタワー東京(港区芝公園4)が7月7日、3階~31階の客室、プレミアムクラブラウンジ(32階)とロビー(1階)の改装を順次実施することを発表した。

従来のツインから1ベッドタイプのプレミアムキングを増室する。写真は「プレミアムキング」(イメージ)

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 プリンスホテルのフラッグシップブランドとして2005年4月に誕生した同ホテル。全603室のうち3階~31階に位置する590室を改装し、フロアごとの機能を明確化するという。

 29~31階は「プレミアムクラブフロア」(63室)として国内外のラグジュアリー層のビジネスやレジャー利用のほか、近年注目を集めるビジネスとレジャーを融合させた「ブリージャー」利用の取り込みを強化。併せてプレミアムクラブラウンジ(32階)のバリューアップを行うことでさらなる滞在価値の向上を図る。

 19階~28階の「パノラミックフロア」(209室)は、増加傾向にある国内外の個人客のビジネス、レジャー利用に合わせ、東京のランドマークを望むロケーションを最大限に生かした空間に、3階~18階の「パークフロア」(318室)は、MICE(企業ミーティングや企業報奨・研修旅行、国内・国際会議、見本市や展示会など)の需要の高まりに伴い、増加するMICE参加者の利便性を追求した空間に変える。

 改装は順次行われ、今年9月までの改装を予定するプレミアムクラブラウンジとプレミアムクラブラウンジフロアは同10月1日オープン、2017年5月~9月の改装を予定するパノラミックフロアは同10月オープン、2018年1月~3月の改装を予定するパークフロアは同4月オープン、2017年3~12月の改装を予定するロビーは2018年1月のオープンを予定する。

 東京オリンピックが開かれる2020年に向けて再開発が進む芝公園周辺エリア。北側に位置する虎ノ門エリアは、虎ノ門ヒルズ隣接地の新ビル計画に臨海部と国立競技場を結ぶ東京都市計画道路幹線街路環状第2号線や、虎ノ門新駅、2019年に運行を目指すBRT(バス高速輸送システム)など交通インフラ整備が進んでいる。

 海外との玄関口である羽田空港と都心をダイレクトに結ぶ東京モノレールが発着する浜松町駅の位置する浜松町エリアは駅前を中心とした「浜松町2丁目4地区」の再開発が予定されるなど今後さらに注目が高まるエリアで、来街者のニーズも多様となることが想定される。

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