東京ミッドタウン(港区赤坂9)のプラザエリアで現在、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの実施競技を3Dで再現したアスリート・スカルプチャーを展示する「六本木シティドレッシング for TOKYO 2020」が開催されている。主催は三井不動産(中央区)。
「シティドレッシング」は大型のグラフィック等を掲出して街全体を装飾する取り組みで、同社は昨年10月に「東京2020 ゴールドパートナー」として、オリンピアン・パラリンピアンの肖像を用いて日本橋の街を装飾する「日本橋シティドレッシング」を実施。ビル壁面やデジタルサイネージを用いて選手肖像による装飾を行ったほか、仲通りの天面に15メートルにわたってLEDパネルを敷き詰める「メモリアルストリート」などを行った。
今回は、東京ミッドタウンのキャノピー・スクエア周辺に23競技59体のアーティス・スカルプチャー(彫像)を展示。スカルプチャーは大きいもので4メートル、小さいもので約5センチメートルと大小さまざまで、広場の至る所に設置されている。
どこにどの競技がどのような形で展示されているかを探す楽しみを演出するとともに、アスリートの躍動感を感じることができるよう展示方法にも工夫を凝らしている。最大サイズの柔道のスカルプチャーは投げ技をかけた瞬間を再現したもので競技の迫力を表現。シンクロナイズドスイミングでは、上半身のスカルプチャーをガラスの上に設置し、水面から体を出している競技の瞬間を表現した。
男子団体と内村航平選手が金メダルを獲得し話題を集めた体操競技の鉄棒やつり輪、水谷隼選手が銅メダルを獲得した卓球、パラリンピックで実施される車いすテニス、ウィルチェアーラグビーなどがスカルプチャーになっている。
入場無料。今月21日まで。