六本木ヒルズアリーナ(港区六本木6)で12月6日、映画「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」のナショナル・プレミアが行われた。
同作はアドベンチャー映画「ナショナル・トレジャー」(2004年)の続編。ニコラス・ケイジさんが演じる冒険家ベン・ゲイツが、リンカーン大統領の暗殺に秘められた謎解きを進めながら新大陸の黄金伝説に挑むというストーリー。当日は一般=約500人、報道関係でスチール=約80台(記者含む)、ムービー=約100台が詰めかけた。
会場には映画にちなんでワシントンD.C.のリンカーン記念館が再現され、レッドカーペットならぬ「黄金のカーペット」が敷かれた。また、総額約3億円にのぼる68本の純金地金が展示されたほか、イベントの冒頭には325枚の金貨を使用した時価総額2,600万円相当のドレスをまとった「黄金の女神」が登場するなど「金づくし」のイベントとなった。
来日ゲストとして、ニコラス・ケイジさんをはじめ、ジャスティン・バーサさんやダイアン・クルーガーさんなどの俳優陣のほか、ジョン・タートルトーブ監督やプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーさんが登場。観客の中には金のモールを全身に巻き付けたファンが数人おり、ひときわ大きな声でゲストらに呼びかけ、サインや握手を求めていた。
ゲストがステージに集合すると、効果照明やスモークがたかれ、巨大なリンカーン像がゲストとともにステージ前面にせり出してくる舞台演出が行われた。ジャスティン・バーサさんは「みなさんこんばんは。東京サイコー!」と日本語であいさつしながらこぶしを振り上げ、観客から喝采を浴びた。ニコラス・ケイジさんは「日本にまたこれてハッピー。日本の方々が大好きです」とあいさつ。また、映画にちなんで詠んだという「イシ、アカ、シロ、ヤマ」という俳句を披露。通訳を務めた戸田奈津子さんは「本人は俳句といっているのですが、意味はよく分かりません」と話し、会場からは笑いが起きた。
同作は12月21日に全世界同時公開となる。
六本木ヒルズアリーナに再現されたリンカーン記念館(画像)時価総額2,600万円相当の金貨ドレスと総額約3億円の純金地金(画像)ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺の日記