六本木ヒルズ(港区六本木6)で1月17日、東京消防庁らが参加する「多数傷病者救助救急演習」が行われた。
演習では、森タワー展望台で火災が発生、136人が展望台に滞在しているという想定で、森ビルの自衛消防団やスタッフによる一般客の誘導や消火活動の後、消防隊が到着し、消火活動や残った傷病者を救出する演習が行われた。
同施設では定期的に震災訓練を実施しており、同演習もこの一環として行われた。当日は、六本木ヒルズアリーナに消防車両22台が駆けつけたほか、膨張テントや特殊救急車での救急活動のほか、森タワー屋上には救急ヘリコプターも到着するなど大規模な演習となった。
震災訓練では、「起震車」による地震体験や、煙体験訓練、心肺蘇生訓練などを、同施設内のワーカーや近隣住民等が体験した。