ヤフー(港区六本木6)は1月30日、「Yahoo! JAPAN ID」を外部サイトで利用可能にする「OpenID」のベータ版の発行サービスを開始した。
OpenIDは、複数のサイトを共通のIDで利用可能にするための認証の仕組み。OpenIDに対応したサイトであれば、さまざまなサービスを同一のIDとパスワードで利用・管理できる。
Yahoo! JAPAN IDのアクティブユーザー数は2,136万ID(2007年12月末現在)で、現在公開されている最新の仕様「OpenID 2.0」に準拠する。また、Yahoo! JAPANが提供する「ログインシール」や「ログイン履歴」など、認証に関するセキュリティ機能がそのまま利用できる。
Yahoo! JAPANは、広告配信サービスの「アド・ネットワーク」や決済サービスの「Yahoo!ウォレット」、ID連携などを通じて外部サイトとの関係を強化しており、今回のOpenIDの発行も同社が進める「オープン化戦略」の一環。