2016年のオリンピックとパラリンピックの開催候補都市となっている東京都。開催都市決定をちょうど1年後にひかえた10月2日、東京ミッドタウン（港区赤坂9）で招致イベントが開催された。

会見での河野一郎事務総長と竹村真一教授

　石原慎太郎都知事を筆頭に、フェンシングの太田雄貴選手、柔道の内柴正人選手など北京オリンピックで活躍したアスリートや人気アイドルグループ「AKB48」のメンバー、タレントの蛭子能収さんが応援にかけつけ、トークショーを行った。

　2016年のオリンピックとパラリンピックの開催期間は7月29日～8月14日（オリンピック）、8月31日～9月11日（パラリンピック）。競技数はオリンピック＝26競技、パラリンピック＝20競技。野球とソフトボールは実施されない。東京、シカゴ、リオ・デ・ジャネイロ、マドリードの4都市が候補となっており、2009年10月2日に開催都市が決定する。　

　同日、招致委員会の河野一郎事務総長が会見を行い、北京オリンピックで関係各社との話を通して、「一定の感触を得た」旨を報告。東京での開催実現に向けて意気込みを表明した。また、オリンピック招致のグランドデザインを担当する京都造形芸術大学の竹村真一教授が企画・構成を担当した「メッセージブック」の発行を発表。東京でオリンピックを開催する意味を広く伝えるために制作され、都の関連施設ほかで10,000部を配付する。