「スラムドッグ$ミリオネア」ダニー・ボイル監督、東京ミッドタウンで会見

日本式の必勝祈願の「カツカレー」を食べる監督とみのさん。

日本式の必勝祈願の「カツカレー」を食べる監督とみのさん。

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 東京ミッドタウン(港区赤坂9)で2月18日、今年度アカデミー賞有力候補作品「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督が来日記者会見を開いた。

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 ダニー・ボイル監督は1956年生まれ。主な作品には、ユアン・マクレガー主演「トレインスポッティング」(1996)、レオナルド・ディカプリオ主演「ザ・ビーチ」(1999)、「サンシャイン2057」(2007)などがある。

 同作のストーリーは、世界最大のクイズショー「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問正解を出せば2,000万ルピーを獲得できるところまで勝ち抜いたインド・ムンバイのジャマール少年。医者も弁護士も、ここまで勝ち残ったことはない。しかも、ジャマール少年は学校にも行ったことがないスラム育ちの孤児。彼はどうやってすべての答えを知り得たのか?クイズに参加した本当の目的とは?

 会見で、アカデミー賞9部門で10ノミネートされている同作について監督は「インドに行くまではあまり運命というものを信じていなかった。しかし今回の映画の撮影を通して、インドで何度も運命としか言いようのないものを感じた。また、アカデミー賞にノミネートされたことで、インディーズのこの作品が世界中の人に見てもらえる機会を得られたことは、私にとってとても重要で光栄なできごと」と話す。

 同監督を応援するために会見に出席した、みのもんたさんは「ミリオネアの司会者として、同番組を舞台にした映画がアカデミー賞の最有力候補になったこと。そして、今日その監督とお会いできたこと、それが運命かな」と話した。最後に、同賞で世界一になろうとしている監督に、世界一忙しい司会者のみのさんから日本式の必勝祈願「カツカレー」のエールが贈られた。

 4月よりTOHOシネマズ シャンテシネほかで全国ロードショー。

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