東京ミッドタウンで新世代クリエーター発掘展-10カ国71組の作品を紹介

会場では、エデルコートさん自身の構成によって作品が展示される(撮影:吉村昌也)。

会場では、エデルコートさん自身の構成によって作品が展示される(撮影:吉村昌也)。

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 東京ミッドタウン・ガーデンの「21_21 DESIGN SIGHT」(港区赤坂9、TEL 03-3475-2121)で現在、トレンドクリエーターのリー・エデルコートさんをディレクターに迎えた企画展「ポスト・フォッシル:未来のデザイン発掘」展が開催されている。

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 エデルコートさんはオランダ生まれ。化粧品から自動車、電話、公共交通機関、食品など幅広い分野で、アート、デザイン、消費者文化などの関係性を研究し、国際的な企業に対するトレンド分析とコンサルティングサービスを提供している。

 同展は、エデルコートさんが「ポスト・フォッシル時代のクリエーター」と名付ける新世代のデザイナーやアーティストを10カ国から71組を紹介する。フォッシルは「化石」の意味。

 会場では、エデルコートさん自身の構成により130点余りの作品を展示し、「明日のデザイナーは、未来を築くために過去とどう向き合うのだろう?」という問いを投げかける。素材、色、形、プロセス、テーマ、イメージ、手法など21世紀の新しいクリエーションの傾向をさまざまな角度から「発掘」する。

 今回の企画展について、エデルコートさんは「原始的な素材の可能性に耳を傾け、表現は概して控えめ。人間と自然や動物の関わりを探求し、リサイクルや即興性を取り入れる。美よりも制作プロセスを重視してプロダクトに魂を吹き込み、人びとが愛着を持てるデザイン」と話す。

 開館時間は11時~20時。火曜休館。入館料は一般1,000円ほか。6月27日まで。

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