麻布十番にフレンチ新店-和食との融合メニューを提供

昼は明るい光が入り、夜は街のイルミネーションが見られるガラス張りの店舗。

昼は明るい光が入り、夜は街のイルミネーションが見られるガラス張りの店舗。

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 麻布十番に5月1日、和食とフレンチを融合させたレストラン「Brasserie Tomo(ブラッセリー トモ)」(港区麻布十番1、TEL 03-6447-0108)がオープンした。

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 店舗面積は約75平方メートル、席数は28席。店内は白と茶色を基調としたモダンな空間に、さりげなく花や絵画をディスプレーし、大人の雰囲気を演出している。

 オーナーシェフの奥田寛成さんは、日本のレストランで修業した後に渡仏、三つ星レストラン「タイユバン」などで研さんを積み、サンフランシスコの日本国総領事館で料理長を務め、2005年に帰国。その後、ホテルなどの総料理長として腕を振るっていたが、海外にいたころから和食とフレンチの融合を考えていた奥田さん。「フレンチのコースはどうしても脂っこくなってしまうので、胃にやさしい和食をコースに入れられないかと思っていた」と独立を決意する。

 奥田さんが目指したのは、「和食とフレンチをそれぞれ独立した形で融合させた料理」。そのために和食の料理人を同店スタッフとして新たに迎えた。

 同店が提供するのは創作料理ではなく、「本格和食」の一品と「本格フレンチ」の一品をそれぞれ織り交ぜたコース料理。ディナーであれば、アミューズに「ホタルイカとウドの白和え」「タイの琥珀(こはく)ゼリー寄せ」などの和食を入れ、前菜三種盛り合わせには「ハマグリのトリコロール仕立て」「カボチャのテリーヌ」「オマール海老のタルタルソース和え」、オードブルに「サザエのブルギニヨン」「ウニのスフレ」など。メーンの魚料理や肉料理もフレンチになることが多いが、締めの一品に「棒ずし」や「そば」、最近では「フグの雑炊」などを盛り込み、その後にデザート、コーヒーと続く。メニュー内容は日によって変わるが、コースの3~4割を和食にしているという。ディナーは7,800円と1万2,000円(要予約)の2コースを用意。

 そのほかランチメニューは1,800円と3,200円の2コースなど。ドリンクは、フランス産を中心とした約30種類のワイン(グラス=700円~、ボトル=2,850円~)のほか、ビール(700円~)、シャンパン(グラス=1,000円~、ボトル=3,000円~)などを用意。今後は料理に合わせて日本酒もメニューに加えていく予定。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=18時~翌1時。

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