麻布十番商店街の夏の恒例イベント「麻布十番納涼まつり」が、今年は中止されることが決まった。祭り全体を中止するのは、祭りが始まって以来初めて。
例年約50万人もの来場者を集める同まつりは今年で46回目を迎える予定だったが、商店街では、震災直後からオリジナルの節電ポスターなどを製作して節電に努めており、「夏の電力不足が懸念される中で、膨大な電力を必要とする祭りを実行することは、停電を引き起こすことにつながりかねず、やむなく中止とすることにした」という。
麻布十番商店街振興組合では6月18日・19日、被災地復興キャンペーンとして福島県いわき市などの物産品の販売を行うなど、被災地を支援するイベントを行っている。関係者によると、「夏に代わりのイベントの予定は今のところない」という。