東京タワー(芝公園4)を人力蓄電自転車でためた電気でライトアップしようという試みが8月23日、開催される。題して「東京タワー人力ライトアップ大作戦!-希望の光を照らせ!」。TOKYO FM(千代田区)のスペシャルウイークのイベントの一環で、当日はライトアップ時間に合わせて特別番組も放送される。
震災直後にはライトアップを取りやめ、現在も昨年の約半分の電力でライトアップを行っている東京タワー。その東京タワーをライトアップして少しでも東京を少しでも明るくしようと企画された同イベント、20日から23日にかけて著名人や一般の協力により自転車で発電。それを蓄電した電気を利用して東京タワーの照射機器を点灯させ、約30分間東京タワーをライトアップする。
今回、蓄電のプロデュースを行うのは、ハレノヒなどを運営するノスプロダクター(品川区)の「チームエジソン」。同チームは今年の4月、目黒川の桜並木のライトアップの中止を受けて、自力でライトアップを行おうと同社の小野坂直之社長と格闘家・秋山成勲さんが発起人となって結成した。その後も茨城、愛媛などで人力発電を利用したイベントを行っている。
今回のイベントでは、23日に必要となる5500Whの蓄電に向け、20日から人力自転車による発電を開始。20日・21日には新宿御苑でイベントを行ったが、天候が不順だったことなどもあり、目標の25%を蓄電するにとどまった。同社広報担当の駿田真由子さんは「20日、21日は天気も悪く、あまり蓄電することができなかったが、著名人などにも参加いただいて盛り上がった。以前のイベントで競輪選手に参加いただき、その発電量がやはりすごかった。23日には参加いただく予定なので、頑張っていただいて何が何でも目標を達成したい」と話す。
22日からは東京タワーに場所を移し蓄電を継続。23日のライトアップ当日には自転車を10台に増やして11時30分から発電を開始する。当日は、山本太郎さん、チュートリアルの徳井義実さん、電撃ネットワーク、AAA(トリプルエー)、つるの剛士さんなども参加を予定。「自転車をこぎたいという人は誰でも自由に参加できるので、30秒でもこいで協力してほしい」とも。
ライトアップは23日20時8分からを予定する。