東京ミッドタウンそばに11月1日、ボルドーの高級格付けワインをグラスで楽しめるワインバー「マックスボルドー六本木」（港区六本木7、TEL 03-6434-0607）がオープンした。経営はボルドーワインバンク（＝BWB、仏）の日本支社、BWBジャパン（江東区）。

店内には酸化を防ぎ一定の品質で注ぐことのできる専用サーバーを備える

　フランス・ボルドーに拠点を置き、ボルドー最大級の卸を営むBWB。全てのワインはシャトーから直接仕入れ、最適な温度・湿度の下で管理する。BWBがリテールまでを一貫して行うため、保管場所の環境や輸送による品質の劣化を防げるという。

　店舗面積は34.69坪、席数は38席。店内には酸化を防ぎ一定の品質や適温で必要な量だけ注ぐことのできる専用サーバーを設置。「グラン・ヴァン」と呼ばれるボルドー最大級の格付けワイン48種を、テイスティングサイズ（25cc）から楽しむことができる。

　「ボトル単価の高いワインはなかなか手を出しにくいが、全て試飲できるので好みのものを見つけてからボトルで購入することができる」とソムリエ兼コミュニケーションマネジャーの垣田智則さん。料金システムはプリペイドカードを採用。カードに一定額をチャージし、注いだ分だけ精算される。「近寄り難いと思われがちなボルドーワインを気軽に楽しんでほしい」と今野大マネジャー。

　セカンドラベルからビンテージまでそろえるワインの料金は、グラス（25cc）＝900円～1万700円（50cc・75ccでの注文も可）、ボトル＝2,100円～23万300円。このほか、ビンテージワインをケース単位で販売するプライベートコレクターサービスも行う。

　フードメニューは、レバーのリエット（800円）、エスカルゴ（1,200円）、カモのスモーク、パテ・ド・カンパーニュ、生ハム ハモンセラーノ（以上1,500円）、フォアグラのテリーヌ（1,800円）、アペタイザープレート（2,000円）、アキテーヌ産キャビア（1万5,000円）などをそろえる。

　ほぼ毎月、ボルドーのさまざまな地域から著名なシャトーを招くテイスティングイベントも予定。スケジュールはフェイスブックのイベントページで確認できる。

　営業時間は12時～23時。