西麻布交差点近くに12月1日、イベントスペースとカフェを併設した24時間営業のコワーキングスペース「Nomad New's Base(ノマドニューズベース)」がオープンした。経営は「awabar」(六本木4)なども手掛けるnomad(麻布十番2)。
建物は飲食店などに利用されていた3階建ての一軒家で、店舗面積は約80坪。席数は最大83席。1階は会員以外でも利用でき、ミーティングにも使えるカフェスペース、2階は1人または数人で仕事ができ和室も備えるワーキングスペース、3階は30人程度のセミナーや交流会を行えるイベントスペース。3階は、イベント以外の時間は2階同様ワーキングスペースとして利用できるほか、夕方からは深夜まではカウンター部分をバー「awabar 2nd」としてメンバー間のコミュニケーションの場として使う。
スタートアップ企業の支援も手掛ける同社社長・小笠原治さんは「コワーキングというよりはオープンなスペースをシェアし、スタートアップの人でもクリエーターでも何でもコネクトしていきたい。awabarもオープンして1年になるが、そこで出会って新しい仕事が生まれることなどもあり、夜だけでなく、全体的に仕事も飲み食いもできる場を作ろうと思って考えていたら、このようなスペースになった」と話す。
西麻布という立地については、「西麻布は飲食店もどんどん減っていてゴーストタウン化しつつあるが、実はスタートアップ企業が増えてきている。awabarとここが星条旗通りの両端にあり、その間にスタートアップ企業が集まれば面白くなるのではと思い、まずは自分が拠点を作ってみた。飲食店の方も事務所代わりに使っていただき、他の業界の方と交流してもらえれば面白い出会いが生まれるのでは」とも。
会費は、Aメンバー(一般会員)=月1万円、Bメンバー(地方からの出張を意識した東京以外の在住者)=月5,000円など。スタッフが24時間常駐し、荷物預かりや固定IP、法人登記にも対応する。