日本のカキの魅力を発信することを目的とした「オイスター・フェスティバル 2013 広島/東京」の目玉として行われる同イベント。2回目となる今回は昨年より規模を大きくし広島でも今月19日に西日本予選を開催、当日は東京予選と決勝が行われる。決勝戦の優勝者は今年9月にアイルランドで行われる祭典「Galway International Oyster Festival」に日本代表として派遣される。
アイルランドのゴールウェイ州で毎年9月に行われる同祭は、1954年に初めて開催されて以来最も長い歴史を持つカキの祭典の一つ。メーンイベントとして行われる「カキの早むき選手権」が名物で、昨年は前回優勝したオイスターバー店員の藤井司さんが出場したが、17カ国中最下位に終わった。同社の和泉寛子さんは「大会に使われるカキが日本ではあまりない種類のものだったという不利もあったが、世界の壁は厚いと感じた」とコメント、今回は大会規模を拡大して雪辱を期する。
19日の西日本予選には、15人が出場、前回優勝の藤井さんが2位に1分以上の大差をつけて優勝、藤井さんを含む3人が東京での決勝大会に進んだ。25日は12時から東日本予選を開催。東京や石巻から9人が参加予定で上位3人が16時からの決勝大会に進んで西日本代表と優勝を争う。
予選、決勝ともに観戦は無料で、予選と決勝の合間には「牡蠣むき体験」(1回200円)、クイズラリー、カキ関連商品の販売、アイリッシュウィスキー「ジェイムソン」のサンプリングなども行う。和泉さんは「カキを実際むいてみると出場選手のすごさが分かる。前回も広島での大会も非常に白熱したので、今回も白熱した試合が見ることができると思う」とも。