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南麻布にカレーうどん「O庵」-イベリコ豚、飛騨牛などで「究極」目指す

6月19日に始まるランチセット

6月19日に始まるランチセット

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 白金高輪駅そばに「究極のカレーうどん」と銘打った「O庵(オーアン)」(港区南麻布2、TEL 03-5765-6881)がオープンして1カ月がたった。経営はフロリアル(港区)。

エントランスにはダウン症の書道家・金澤翔子さんの書を掲げる

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 店舗面積は20坪、席数は18席。エントランスにダウン症で書道家の金澤翔子さんによる力強い書の看板を掲げ、黒をベースに落ち着いたインテリアでまとめた。

 「食べることと料理することが趣味」というオーナーの関敬さんが、もともと倉庫として使用したり、一時期はバーとして営業したりしていた物件を、「カレーうどんの究極のレシピが完成した」という理由でカレーうどん専門店に。「うどん屋に行くと人の食べているカレーのにおいにつられ、ついカレーうどんを注文してしまうが、毎回物足りなさを感じていた」といい、10年以上前から自分好みの究極のカレーうどんを自宅で研究し始めたという。和だしベースで麺にしっかり絡む濃厚なカレーうどんのレシピが完成したときに、「これなら店で出せるのでは」と思い、友人の一流シェフらに食べてもらい、アドバイスをもらいながらさらにクオリティーを高めていったという。

 カレーうどんは「イベリコ豚のカレーうどん」と、「飛騨牛のカレーうどん」(以上1,100円)の2種。和だしをベースにするところは同じだが、それぞれ作る工程が全く違い、牛肉は後から生で入れるなど、一流シェフらの知恵も盛り込まれている。また、「ひつまぶし」のように三度楽しめるのも特徴。カレーうどんを食べた後の汁に、野菜ベースの「旨(うま)みルー」を加え、土鍋で炊いたご飯にかけながら食べ、途中でゆるめの温泉卵を加えればまた別のおいしさを味わえる。白米とは別に、有機栽培のあきたこまちを低温スチーム処理にかけ、甘みを出した最新技術の玄米も用意する。

 「飲食店は残飯が出るイメージがあったが、どのお客さんも最後の一滴まで平らげ、リピートしてくれるので喜んでいただけているのかなと思う。一流シェフのようなA級とまではいかないけど、B級グルメの最上級くらいならなれるかな」と話す関さん。6月19日からは、半量のカレーうどん、ご飯(お代わり自由)、温泉卵、サラダ、自家製ガリ、飛騨牛時雨煮のランチセット(1,200円)も用意する。

 ドリンクメニューは、青ほうじ茶・飛騨のほまれ(300円)、奥会津の天然炭酸水(400円)、生ビール(600円)などのほか、焼酎、日本酒などもそろえていく予定だという。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時~21時30分(以上ラストオーダー、土曜・日曜・祝日は通し営業)。火曜定休。

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