六本木ヒルズ(港区六本木6)の東京シティービューで11月29日・30日の両日、ドイツ・ベルリンの最先端のアートやファッションを紹介する「BERLIN X TOKYO|デザイン・アート・カルチャー展」が開催される。
ベルリンと東京の姉妹都市提携から20周年を迎えることを記念した「BERLIN x TOKYO デザイン、アート、カルチャー展~新しいアイデアが生まれるすきま~」のメーンイベントとして開催される同展。ベルリンはベルリンの壁崩壊以降、増加する移民の影響などもあって独自の文化が育ち、ヨーロッパのアートシーンにおいてもファッション、メディアアートなどの分野で高い注目を集める都市となっている。
展示はアート、デザイン、デジタルメディアアート、ファッション、フォトグラフィー、トーク&ワークショップの各部門でベルリンと東京のアーティストを紹介。アート部門は、ベルリンの現代アートスタジオ「The WYE(ザ・ワイ)」などがキュレーションするアーティストの作品などや、華道の新しい表現を追求するplanticaの作品などを展示。デジタルメディアアート部門では、ライゾマティクスの真鍋大度さんらによるソフトウエアが自動的に歌詞を紡ぎだしラップを生成する作品などを展示。
ファッション部門では、セレクトショップWUT(渋谷区)がセレクトした、TATA CHRISTIANE(タタ・クリスティアン)、ANNTIAN(アンティアン)などベルリンの若手アーティストのコレクションを展示する。写真部門に参加するマーティン・ロイツェさんはベルリンを拠点にする抽象建築をモチーフにした写真家で、第2次世界大戦後に廃虚と化したベルリン、東京両都市の復興の歴史を、都市に並び立つビルのさまざまな顔を捉えることで表現したプロジェクト「ベルリン東京20年-抽象の足跡」を展示する。
開催時間は10時~23時。入場料は一般1,500円。