麻布十番の和酒レストラン「可不可」(港区麻布十番2、TEL 03-5439-6395)は9月9日、日本茶のメニュー展開を開始した。
魅力的な日本茶をメニューとして有料で提供する飲食店を増やし、「お茶はタダ」という価値観を転換。日本茶の価値を高め、ファンを増やすために今年4月に設立された日本茶アンバサダー協会が推進する「日本茶ヴァリューアッププロジェクト」。同プロジェクトと協働し、日本茶を正式にメニューとして提供する。
「可不可」は、「暗闇坂 宮下」の創業者で、日本茶アンバサダー協会の顧問でもある宮下大輔さんが原点に立ち戻って今年5月にオープン。日本の素材を使った料理と和酒のレストランを、ラボに見立てるほか料理教室や、酒やワインの造り手ら生産者とのコラボレーションなど、食器や伝統工芸作家との企画や日本文化の伝承の担い手たちとの新しい取り組みの場としても展開している。
「和食には日本茶が合う。和のお酒に合うのもやはり日本茶。一杯のお茶を通して和の心を伝えていけたら」と宮下さん。日本の食材を使った料理の繊細な味を引き立て、より深く味わえる日本茶を、四季折々展開していくという。開始時のメニューは、「うるわし和茶 麗煎」(JAあおぞら・鹿児島県)、「レモングラスの煎茶」(マルモ森商店・静岡県)、「碁石茶」(大豊町碁石茶精算協同組合・高知県)の3種(以上540円)。
営業時間は18時~24時。