六本木ヒルズアリーナ(港区六本木6)を、250平方メートルのフラワーカーペットで敷き詰める「ブリュッセル・フラワーカーペット」が5月18日から、開催される。
フラワーカーペットは1860年代にベルギーのゲント地方で初めて登場したといわれ、ベルギーの園芸文化を世界に広める役割を担ってきた。「ブリュッセル・フラワーカーペット」は、さまざまな場所で開催されてきたフラワーカーペットを統合する形で1971年に初めて開催、ユネスコ世界遺産にも指定された大広場「グランプラス」を生花で埋め尽くし、1800平方メートルのフラワーカーペットを敷くというもの。近年は2年に1回の開催で、今年で20回目を迎える。
今年は「日本・ベルギー友好150周年」に当たることから、今年8月に開催される同イベントのテーマを日本とし、デザイナーの鈴木不二絵さんが提案した「花鳥風月」のデザインを選出、これをもとにベルギーのデザイナーが実施設計を行う予定。
六本木ヒルズでのイベントも150周年記念事業の一つとして企画されたもので、東京での開催は初。同会場と東京スカイツリータウンの2カ所で開催される。当日は、ブリュッセルからフラワーカーペット・チームが来日して敷設を行い、制作の様子も公開される予定。
同会場のデザインは、2004年のデザインにも取り入れられたアールヌーボーの曲線からインスピレーションを得たスタイルのものを予定。フラワーカーペットには1平方メートルあたり約300の花が用いられ、同会場でも7万以上の生花が使われるという。
開催時間は10時~21時(21日=16時まで)。参加無料。今月21日まで。