六本木ヒルズ近くに「六本木アートナイト2016」の初日である10月21日、現代美術ギャラリーなどを集積した商業施設「complex665」(港区六本木6)がオープンする。経営は森ビル(六本木6)。
2003年に森美術館をオープンした同社。同館開館以降、六本木エリアには国立新美術館(六本木7)、サントリー美術館(赤坂9)、21_21 DESIGN SIGHT(同)など数々のアートギャラリーがオープンした。2009年からは約70万人が集うアートイベント「六本木アートナイト」が開催されるなど、六本木エリアは都内のアートの拠点としての注目を集めている。
今回オープンする同施設には、現代美術ギャラリーの「小山登美夫ギャラリー」「シュウゴアーツ」(以上2階)、「タカ・イシイギャラリー」(1階・3階)が開廊を予定。
小山登美夫ギャラリーの小山登美夫さんは「国内外の人々に『六本木に来れば良質な現代アートが見られる』と思っていただけるような一大アートディストリクトが誕生する。美術館、ギャラリー相互の刺激による活性化や、日本における現代アート市場の新たな変化の局面を私自身非常に楽しみにしている」と期待を寄せる。
10月21日~23日に行われるアートイベント「六本木アートナイト2016」に3つのギャラリーも参加し、トークイベントなどを予定。オープニング展は、小山登美夫ギャラリー=蜷川実花展「Light of」、シュウゴアーツ=小林正人「Thrice Upon A Time」、タカ・イシイギャラリー=アーティスト20人によるグループ展「naugural Exhibition: MOVED」。
営業時間は11時~19時。日曜・月曜定休。シュウゴアーツのみ日曜営業(12時~18時)。