期間限定展覧会「美少女戦士セーラームーン ミュージアム」が現在、「六本木ミュージアム」(港区六本木5)で開催されている。
少女漫画「美少女戦士セーラームーン」連載30周年を記念して開く同展。原作者・武内直子さんが描き下ろした新作原画や、初展示を含むカラー原画などを展示する。会期は3期に分かれており、展示するカラー原画が期ごとに全て入れ替わる。
展示は、4.5×8メートルのスクリーンに映し出される映像とレーザーを用いて、カラーイラストの世界を空間全体に演出する「セーラー・プリズム・シアター」、第1部~第5部の漫画の名シーンをきらめくホログラムで壁一面に展示する「セーラーガーディアンズ・ヒストリー」、描き下ろしの新作を含む原画展示「セーラー・クリスタル・ギャラリー」と、さまざまな手法で行う。700点を超える資料を集めた「美少女戦士セーラームーン」の「コレクション展示」では、90年代から最新作までのアニメシリーズの設定資料や絵コンテ、変身グッズやフィギュアなどの玩具やゲーム機、ミュージカルで実際に使われた衣装などをそろえる。
「ウインドーショッピング」をコンセプトとしたグッズストアでは、「アクリルフィギュア コレクション」(全10種=各1,540円)や、ムーンスティック型の「マスキングテープホルダー」(1,760円)をはじめとする文房具やファッション雑貨、コスメオリジナルグッズを販売。カフェでは、「月にかわっておしおきオムライス」(1,650円)や、メインキャラクター5人のイメージカラーで彩られた「セーラー5戦士のレインボーパフェ」(1,480円)などのほか、テイクアウトメニューとして同作品のキャラクターが使う変身コンパクトをモチーフとした「コンパクト アイシングクッキー」(2種類=各680円)も用意する。9月10日からは新しいメニューも追加予定。
同作品原作担当編集の講談社・小佐野文雄さんは「会期中に展示する原画は全180点。中には30年前のものもあり、退色や劣化は止められないため、今回が最後の展示になる可能性もある」と話す。「2016(平成28)年の『セーラームーン展』での反省も全て生かし、過去最大規模の進化した展示会になっている」と話す。
開館時間は10時~18時。入場料は、一般・大学生=前売り2,000円・当日2,200円、中学・高校生=同1,200円・同1,400円、小学生=同600円・同800円、未就学児無料。12月30日まで。