歌手の松任谷由実さんをモチーフにした展覧会「YUMING MUSEUM(ユーミン・ミュージアム)」が現在、東京シティビュー(港区六本木6)で開催されている。
ユーミンの愛称で親しまれている松任谷さんのデビュー50周年を記念して企画した同展。グラフィックデザインはアートディレクターの森本千絵さん、会場構成は建築家でデザイナーの阿部真理子さんが担当し、松任谷さんのコレクションやステージ衣装、直筆のメモなどの資料を展示する。
エントランスには松任谷さんがこれまで制作を手がけた曲の譜面やメモなどの複製100点以上が並ぶ。実物のコンサート衣装29点を展示したコーナーや、松任谷さんが生まれ育った八王子市内の部屋を再現したコーナーも設ける。会場に流れる音声ガイドは松任谷さん本人が担当し、来場者は展示品にまつわるエピソードを聞くことができる。1972(昭和47)年7月のデビューシングル『返事はいらない』の収録曲「空と海の輝きに向けて」のデモ音源視聴も用意する。
企画担当者の君和田敬之さんは「初公開の資料もあり、ユーミンが育った東京の風景を見ながら、彼女の声や楽曲に浸ることができる。ユーミンファンはもちろん、音楽ファンや若い方たちにこそ見てほしい」と話す。
開催時間は10時~22時。チケット料金は、一般=2,500円、高校・大学生=1,700円、4歳~中学生=1,200円、シニア(65歳以上)=2,200円。2月26日まで。