
六本木ヒルズ(港区六本木6)で4月4日、「春まつり2025」が始まる。
「日本の伝統文化」をテーマに開く同イベント。メイン会場の六本木ヒルズアリーナでは4日、「-京都薪能- 2025スペシャルプレ公演」を開催。同公演は能と狂言で構成。天人が満開の桜の下で舞う幻想的な能「吉野天人」と、柿を盗んだ山伏と柿畑の持ち主が繰り広げる狂言「柿山伏」を上演する。
5日は「狂言」を上演。「柿山伏」と「口真似(まね)」の2本立てで行う。和楽器のみで編成された「AUN J クラシック・オーケストラ」などのパフォーマンスも披露。6日は「しゃんしゃん傘踊り」を行う。鳥取県東部の伝統芸能「因幡(いなば)の傘踊り」を元に、誰でも簡単に踊れるようアレンジした踊りを披露する。
ワークショップでは、ボーネルンドの「かんてんネンドでお花のつるし飾り」(2,200円)、好きな木を選んで、かんなを使って作る唐木木工の「お箸づくりのワークショップ」(3,000円)、棋士が回りながら複数の参加者を同時に指導対局する「将棋のプロ棋士と『多面指し』で交流!」(1,500円)、江戸時代の藍染め体験として伊勢型紙で作る「私だけの宝箱」(1,000円)などを行う。
ほか、メンコなど昔ながらの遊びを体験できる「移動式あそび場」や、六本木ヒルズ自治会の会員が運営する、輪投げとキャプテンキッドの遊戯屋台も行う。
同施設内のホテルやレストラン14店が参加する「六本木ヒルズグルメ屋台」では、「グランド ハイアット 東京」の「フィオレンティーナ 春野菜のミネストローネ」(600円)、「リゴレットバーアンドグリル」の「パエリア」(1,200円)、「ニャーヴェトナム」の「豚焼き肉のバインミー(1カット)」(500円)、「焼鳥 ここりこ庵」の「焼き鳥盛り合わせ(5本)」(1,200円)などを用意する。
5日・6日は通常非公開の「けやき坂コンプレックス屋上庭園」を予約の定員制で特別公開するほか、先行して3月29日・30日も公開。毛利庭園や六本木さくら坂では4月中旬ごろにかけて、桜のライトアップを行う。
森ビル・タウンマネジメント事業部六本木ヒルズ運営グループの加藤宗衛さんは「当イベントでは、本格的な日本の伝統文化を楽しんでいただけるほか、春を感じられるグルメも多数提供する。六本木の街で、春の訪れと日本の伝統文化を感じる『都心型お花見』を楽しんでいただければ」と来街を呼びかける。
開催時間は、4日=17時~20時、5日・6日=12時~18時。入場無料(一部有料)。4月6日まで。ライトアップは17時~22時。