
フレンチ「Arcanum(アルカナム)」(港区西麻布2、TEL 03-6450-6362)が6月1日、西麻布にオープンして2カ月がたった。
面積は約46平方メートル。席数はカウンター席のみ6席。昼はフルーツパフェをメインに、夜はフレンチをベースにした料理を提供する。
オーナーシェフを務める那須育美さんは16歳で料理の世界に入り、イタリアンやフレンチ、和食などを20年以上にわたって経験。ソムリエや猟師に関する資格も取得した。銀座のレストランで約2年間パフェの監修を担当し、多くの客に支持された。独立志向がもともとあったことなどからパフェを中心にした店を開きたいと考え、今回のオープンに漕ぎ着けた。使うフルーツは一般的に市場に出回らないものを主に選び、直接農家から仕入れる。
メニューは、8品から成る「お任せコース」(1万8,000円)や5品から成るコース(9,900円)を用意。料理は季節などによって変え、これまでには鳩肉を使ったジビエ料理や、栃木県産のイチゴ「ロイヤルクイーン」や「幻の優香メロン」を使ったパフェなどを提供。アルコールは、「グラスシャンパーニュ カルト・オール」(2,500円)やフランス産の白ワイン「2022 サン・ロマン」(ボトル=2万円)、同赤ワイン「1994 シャトー・ポタンサック」(同=1万8,000円)などを用意する。
那須さんは、「おいしい料理をこれまでにたくさん食べてきたという人にぜひ味わってほしい。お客さまとフランクに話しながら接客するのが好きなので、食事する際は気軽に話しかけてほしい」と話す。「今後はパフェ付きのショートコースを中心に考えている。肩肘張らずにおいしい料理を味わいたいという人はぜひ一度、足を運んでほしい」とも。
営業時間は11時~17時、18時~23時。予約制。