福井発の老舗アイウエアブランド「増永眼鏡」による創業120周年記念展示「MASUNAGA1905:Timeless Vision」が11月11日から、西麻布のアートスペース「WALL_alternative」(港区西麻布4)で開催される。
「新しいムーブメントが生まれる場」をテーマに2023年11月にオープンした同施設。夜間のみ営業し、ナチュラルワインを中心としたカウンターバーを併設し、現代アート作品の展示や販売を軸に展開する。
同展は、福井市で1905(明治38)年に創業した「増永眼鏡」の120年の歩みとビジョンを紹介する企画。会場では、創業以来初公開というアーカイブフレーム11点を時代順に展示するほか、120周年記念モデル「Edition 120」や、同ブランドのハイエンドモデル「MASUNAGA MOC」など、新作や代表作を並べた。
今回の展示を機に、同社では現代アーティストと協働するプロジェクト「MASUNAGA1905 meets ARTISTS」をスタート。第1弾として参加する現代アーティストの前田紗希さん、第2弾でのコラボレーションを予定する写真家・アーティストの小林健太さんの作品を会場に展示する。
初日の11日には、プレス発表会を開き、特別アンバサダーに就いた「GENERATIONS」の片寄涼太さん、「増永眼鏡」米国法人社長の齊藤喜治さん、前田さんの3人が登壇。増永眼鏡の120年の歴史や技術、それらを現代のアートと組み合わせてどう発信していくかなどについて語った。
片寄さんは「120年という長い歴史を持つブランドと、アートという新しい挑戦の場にご一緒できて光栄である。一本のメガネを通じてメッセージや作品を届け続けてきた、その歴史の積み重ねの大きさを感じた。店舗空間と前田さんの作品が自然に馴染んでいて、もともとそこにあったかのような一体感がある」と話した。
開館時間は18時~24時。入場無料(初日は招待制)。今月13日まで。