レストラン運営を手掛ける「ひらまつ」(渋谷区恵比寿4)は7月4日、2007年1月21日に開館する「国立新美術館」(港区六本木7、TEL 03-6812-9900)内に新業態店を出店すると発表した。
今回の出店では、同館の3階~地下1階の各フロアに、軽食やアルコールを提供する「ブラッスリー」(フランス語で「ビール醸造所」の意)やカフェ計4店を展開する。開店日は同館の開館日である1月21日。
3階には、フランスで41年間「ミシュラン・ガイド」の三ツ星を取得しているレストラン「ポール・ボキューズ」のブラッスリー業態店「Brasserie Paul Bocuse Le Musee(ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ)」が出店。仏・リヨンの伝統料理を中心に提供。店舗面積は約280平方メートルで席数は148席。客単価はランチ1,650円、ディナー5,500円。同業態はリヨンで5店舗を展開しており、今回の出店は海外初進出となる。
2階から地下1階まではカフェ関連の業態で、3店すべて新業態となる。
2階には「優雅なひととき」がコンセプトの「Salon de The Rond(サロン・ド・テ ロンド)」を出店。展示会のテーマに合わせたデザートプレートの提供も予定。店舗面積は約125平方メートルで、席数は42席。客単価は1,200円。
1階には「賑わいのエントランスカフェ」がコンセプトの「Cafe Coquille(カフェ コキーユ)」を出店。店舗面積は約220平方メートルで、屋内130席・屋外テラス40席。客単価は600円。
地下1階には「食と語らいの空間」がコンセプトの「Cafeteria Carre(カフェテリア カレ)」を出店。弁当やライトミール、デザートなどをキャンティーンスタイルで提供。店舗面積は約200平方メートルで、席数は116席。客単価は1,000円。
今回の出店による投資額は2億5,000万円で、売上高6億5,000万円を見込む。
同社は現在、「ひらまつ」をはじめとした内製ブランドと、「コンラン」などの外部ブランドで、計8つのブランドを展開。ブラッスリー業態の展開は「中高価格帯での事業展開の大きな原動力」としている。