楽天(港区六本木6)とNTTドコモ(千代田区)が共同出資する楽天オークション(六本木6)は11月13日、「楽天フリマ」と「楽天スーパーオークション」を統合したオークションサービス「楽天オークション」を開設した。
同サービスでは、匿名エスクローサービス「楽天あんしん取引」を導入する。エスクローサービスは出品者と落札者の間に、代金の支払いと商品の配送を仲介する請負会社をはさむことで、個人情報の開示に対する不安感の払拭や取引トラブルを防ぐもの。楽天あんしん取引では、商品配送を日本郵政公社が、代金回収は三井住友銀行が行う。会員登録料や入札・商品登録料は無料で、出品した商品が落札された場合に所定のシステム利用料(3.15%)を支払う。
11月20日からは、iモード版としてSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)機能を含む「オクトモ」を開始。オクトモでは、アバターや「ひとこと日記」、趣味・嗜好から出品中の商品検索を容易にする「マイワード」、双方の認証を前提にユーザー同士をリンクさせる「オク友」などのサービスを提供する。iモード版での出品料は無料で、900iシリーズ以降のFOMAに対応。iモードメニューサイトでの個人間取引サービスは初となる。
同社では、楽天会員=約2,200万人(2006年6月末時点)とNTTドコモのFOMAユーザー=約2,900万人(2006年10月末時点)を対象にサービスを提供することで、オークションの利用を拡げる考え。