オリコン(港区六本木6)は12月21日、ホテルニューオータニ幕張(千葉市)で記者会見を開き、「第39回オリコン年間ランキング2006」を発表した。
調査期間は2005年12月5日~2006年12月18日で、シングルCD・アルバムCD・音楽DVDの年間総売上金額を順位付けした「アーティストトータルセールス部門」の首位は歌手の倖田來未さん。売上金額は127億円で、同部門での受賞は倖田さんにとって初。記者会見に出席した倖田さんにはトロフィーと賞状が手渡された。
同社はランキングのほか、今年のヒット傾向も発表。分析結果として、シングルCDの週間ランキングで、ジャニーズ事務所所属のアーティストによる首位獲得率が高いことから「ジャニーズの好調」、キユーピーやauのTVCMから生まれた楽曲がヒットしたことから「企画モノのヒット」、映画「木更津キャッツアイ」やテレビドラマ「セーラー服と機関銃」など劇中の役名で楽曲を発売し、ヒットしたことから「役名ヒット」の3点を挙げている。
また2007年の傾向予想として、「フォーク喫茶が盛況」「クラシックロックCDの売上が伸長」「フォーク音楽のコンサートイベントの成功」など近年の傾向を例に、50歳以上の年齢層による市場活性化の兆しがあるとしている。(写真=記者会見でトロフィーを手にする倖田來未さん)