ヤフー(港区六本木6)は1月31日、3月30日に開業予定の「東京ミッドタウン」(赤坂9)に移転したと発表した。
移転先はミッドタウンのオフィス棟「ミッドタウン・タワー」で、54階(約248メートル)のうち11~20階に入居する。社長室や広報・管理系など、全事業部の約3分の2が移転し、オークションやショッピングなどのeコマース系の事業部は当面六本木ヒルズに留まるという。移転に伴う作業は1月15日から開始されており、2月中旬までかかる見通し。
同社は六本木ヒルズへの入居当初から増床を考えていたといい、東京ミッドタウンへの入居は2005年春に決定。増床の理由について同社広報担当者は「正社員数はこの3年で約3倍に膨れ上がった。十分なスペースを確保することで、情報セキュリティーの確保と従業員間のコミュニケーションが円滑になると考えている」と話している。
新しいオフィスについて感想を聞くと「整理しなければならないことや工事中の部分も多い。3月のグランドオープンが待ち遠しい(同)」と話した。