六本木・芋洗坂のギャラリー「オオタファインアーツ」(港区六本木6、TEL 03-5786-2344)では3月2日より、作家・岡本七太郎さんの企画展「はちみつと極東と美術」を開催する。
岡本七太郎さんは、アーティストの小沢剛さんが生み出した空想上の8人兄弟「岡本兄弟」の7男。小沢さんが、尊敬する画家・岡本太郎さんが亡くなった後に誕生させ、兄となる一太郎さん~六太郎さんはアーティスト、七太郎さんは研究者的な存在として設定されている。
展示は、七太郎さんによるキュレーションという設定で、アジア諸国の人々との未来を、美術作品や歴史を通してあらためて考えるというもの。展示作品は、中国先史時代の「アンダーソン土器」や縄文中期の「阿玉台式深鉢」、松井慶仲「虎」(江戸中期)など約10点。また、しょうゆで描いた「醤油画」も出品される。
小沢剛さんは1965年・東京生まれ。1991年に東京芸術大学大学院美術研究科壁画専攻修了。作品に「なすび画廊」「ベジタブル・ウェポン」「トンチキハウス」「地蔵建立」など。出版物に「小沢剛世界の歩き方」(イッシプレス)。
開催時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日休廊。4月21日まで。(写真=展示作品のイメージ)