サッポロビール、サントリー、アサヒビール、キリンビール、オリオンビールの国内ビールメーカー5社とビール酒造組合は4月19日、5月24日から六本木ヒルズ(港区六本木6)で開催するイベント「ビアフェス2007」の詳細を発表した。
イベントはビール需要の喚起促進を目的に、毎年5月下旬をビールを愉しむ週間「ビールデンウィーク」と定め、普及の一環として開催するもの。競合関係にあるビールメーカーが共同でビール市場活性化へ取り組むのは、日本初の試みという。
会場は、六本木ヒルズアリーナをメーンに、毛利庭園前、66プラザ、テレビ朝日イベントスペース「umu(ウム)」、森タワー52階の展望台「東京シティビュー」の5拠点で展開。席数は合計1,000席以上。ビールをはじめ、六本木ヒルズ内の飲食店11店舗が参加し、ビールに合うオリジナルメニューを提供する。
ヒルズアリーナと毛利庭園前では、アフリカンパーカッションやスカやサンバなどの音楽ライブのほか、現役スタントマンのアクロバットパフォーマンスなどが行われる。umuでは、メーカー各社のビアサーバーの中から好みのビールを1杯カップに注ぎ、その場でテイスティングするコーナーなどを設ける。東京シティビューではジャズバンドによる演奏のほか、各社のプレミアムビールや、展望台内の「マドラウンジ」によるオリジナルメニューを提供する。66プラザでは、ビール大麦を使った装飾や人工芝を特設し、ヒーリング・ミュージックやボサノバなどの演奏が行われる。
ビールの購入方法はチケット制で、1枚500円(1枚あたりビール1杯)。購入には年齢確認ができる身分証が必要。開催期間は5月27日まで。開催初日の11時30分には各社の社長・社員らの乾杯によるオープニングセレモニーも行われる。雨天決行、入場無料(東京シティビューは別途入館料が必要)。4日間で合計14,000人の来場者を見込む。
六本木ヒルズでの開催理由についてイベントPR事務局は「強いシンボル性のある情報発信拠点であり、集客力が高く幅広い層の来場が見込める。また、屋外で季節を感じてビールを楽しめるため」と話している。