東京タワー内の蝋人形館(港区芝公園4、TEL 03-3436-6661)で10月20日より、特別展示「カニホル KuroSiro Parade」が開催されている。
同展は、人形服作家のカニホルさんの作品を展示するもの。ファッションドール「momokoドール」をメーンに、カニホルさんが制作した洋服を着たmomokoドール=20体と、等身大のmomokoドール=2体、「おでこちゃんとニッキ」ドール=10体が展示される。
展示は黒と白をメーンカラーとし、「黒のパレード(人形の世界=夜のイメージ)に誘われた人間の女の子(白い服)」をテーマに、人形の羅列をパレードに見立てる。カニホルさんは蝋人形館での展示について「この不思議な雰囲気がとても気に入り、下見に来たとき『ここだったら』と思った」と話し、展示内容については「黒と白は好きな色なので、黒と白だけでまとめた世界観を作ってみたかった。ゴシックの雰囲気があるし、いろいろな見せ方ができると思った」と話す。
期間中、同館併設のショップではカニホルさんの作品を販売しており、momokoドールサイズの「白ワンピース」と「黒ワンピース」(ともに7,500円、各10着)、「ラグランTシャツ」(2,800円)、おでこちゃんとニッキドールサイズの「ドクロチョウチンつなぎ」(4,000円)など。開催時間は10時~21時。入場料=高校生以上500円ほか。10月31日まで。
カニホルさんは、ファッションドール「ブライス」で着せ替え人形の楽しさを知り、人形服作りをスタート。2004年より「カニホル」名義でドールイベントに参加し、現在までにブライス、momokoドール、おでこちゃんとニッキなどの服を発表、ネットショップや玩具店で販売する。カニホルさんによると、20代~30代女性を中心にファッションドールを愛好する大人の女性が増えており、ドールイベントなども盛り上がりを見せているという。