椎名誠さんの全国「ありゃまあ祭」写真展-約200点を展示

写真=写真展の様子。

写真=写真展の様子。

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 富士フイルム(港区赤坂9)内のショールーム「FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)」(TEL 03-6271-3350)1階のギャラリー「PHOTO IS」で2月29日より、写真展「ニッポン ありゃまあ お祭り紀行」が開催される。

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 同展は、作家・椎名誠さんが雑誌「自遊人」(カラット刊)で約4年間にわたり続けた連載企画「ニッポン ありゃまあ お祭り紀行」の取材で撮りためた写真を集めた展覧会。同企画では、日本全国の祭りの中でも特に一般にはあまり知られていない、各地で伝承されている一風変わった祭りを「ありゃまあ祭」と定義し、その様子をレポートしている。

 写真展では、取材した全国24の祭りから、沖縄県宮古島市の「パーントゥ」や奈良県北葛城郡の「砂かけ祭り」など厳選した作品を展示。会場の入り口には椎名さんの友人である写真家や女優、歌手などの著名人が制作したおかめやひょっとこ、からす天狗などのお面を一同に展示し、祭りムードを盛り上げる。会場では壁面全面を使用しての写真展示なども行う。展示点数は約200点。また、併設展示として「PHOTO IS」隣の「フォトカフェ」で、約35年間にわたり撮りためてきた作品の中から「ありゃまあ」な作品43点を厳選して展示する「椎名誠の ありゃまあ 写真史」も開催する。

 開催時間は11時~20時。入場無料。3月26日まで。2月29日と3月8日・15日にはサイン会を開催するほか、8日・15日にはトークショーも実施する。

 写真展開催にあたり椎名さんは「祭りの良さはみんなが楽しそうな顔をしていること。撮っていても楽しい。お年寄りなどから次世代へと伝承していくものだから『地域でのコミュニケーション』も出来ている。また、日本は中国や韓国などと比較しても非常に祭りの数が多い国。他国では人々が集まって騒ぐと暴動やクーデターにつながるとして禁止しているケースもあるという。日本は『ガス抜き』のような使い方をしており、それは幸せなことなのかなと思う」と話す。

FUJIFILM SQUARE

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