エミー賞受賞の米・アーティストが国内初個展-カイカイキキギャラリー

写真=展示風景(作品タイトル左から「Branches」、「IPrefer the Low Notes」、「 This is Not for Me to Have」)©2007-2008 Seonna Hong All Rights Reserved.

写真=展示風景(作品タイトル左から「Branches」、「IPrefer the Low Notes」、「 This is Not for Me to Have」)©2007-2008 Seonna Hong All Rights Reserved.

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 今年3月から本格的な活動を開始した港区・元麻布のギャラリー「Kaikai Kiki Gallery(カイカイキキギャラリー)」(元麻布2、TEL 03-6823-6038)で5月8日より、米国在住のアーティスト、サーナ・ホンさんの国内初個展「VISCERY LOVES COMPANY」が開催されている。

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 サーナさんは1973年、米・ロサンゼルス生まれ。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校卒業後、子どもにアートを教える仕事を経て、アニメーションの背景を描く仕事を開始した。2004年には、制作を担当した「My Life As a Teenage Robot」でエミー賞を受賞した経歴を持つ。米国を中心に作品発表を行っており、国内での個展は今回が初。

 展覧会名「VISCERY LOVES COMPANY」は、ことわざ「Misery Loves Company(同病相哀れむ)」と単語「visceral(直感的な)」を合わせたサーナさんによる造語。アクリル塗料と紙のコラージュを用いて制作した15点の出展作品は、多くが少女をメーンモチーフとしており、容姿や身につける衣服のデザイン、独特の色彩により見る人に「懐かしさ」を感じさせる。

 モチーフについてサーナさんは「少女は自分の1バージョン」としており、作品制作については「自分の日記をつけているような感覚」と語る。自身の経験から発想した作品だが、鑑賞者が自身の経験と照らし合わせて共感できることを意識して制作するという。

 開催時間は11時~19時、日曜・月曜休廊(6月1日は開廊)。6月1日まで。同ギャラリーは、アーティストの村上隆さんが代表を務める「カイカイキキ」(港区元麻布2)が運営するギャラリー。

元麻布に「カイカイキキ ギャラリー」開業、佐藤玲さんの個展開催(六本木経済新聞)麻布十番にドイツ人経営の現代アートギャラリー、海外作家中心(六本木経済新聞)カイカイキキ

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