昨年1月1日に閉店した港区・六本木のディスコ「velfarre(ヴェルファーレ)」が12月5日、限定復活する。
ありし日の六本木「ヴェルファーレ」外観。閉店時、ファンに向けたあいさつ文が貼り出された。
経営元だったエイベックスが今年創立20周年を迎えるにあたり、9月~来年1月の5カ月間、「CLUB LEGEND 20th」と題し、かつて一世を風靡したクラブやディスコなどを復活させる。ディファ有明(江東区)を会場に、ヴェルファーレのほか、「ジュリアナ東京」(1994年閉店)、「マハラジャ」(麻布十番店、1997年閉店)、「ツインスター」(2003年閉店)などが復活する。
ヴェルファーレ復活イベントへの参加DJは、Johan Gielen、Bart Claessen(a.k.a.Barthezz)、DJ DRAGON、DJ TETSUYA。21時オープン予定。料金は男性=4,000円、女性2,000円。また、11月5日に発売されるCD「CLUB LEGEND presents velfarre cyber TRANCE -THE BEST 20-」には入場無料となるチケットが封入される。
同企画の開催経緯についてエイベックスでは「ダンスシーンをけん引してきた当社は、クラブ・ミュージックと共に成長してきた会社。創立20周年を迎えるにあたり、感謝の意味を込めて、今回のプロジェクトを考案するに至った」としている。ジュリアナ東京副支配人、ヴェルファーレ総支配人を経て、同企画の総合プロデューサーを務めるエイベックス・エンタテインメント(南青山3)洋楽制作部の高野博文プロジェクト・ルーム・リーダーは「エイベックス創立20年という節目に、お世話になった方々にこういった形で恩返しができることを光栄に思う。当時常連だったお客様だけでなく、当時を知らない方々にも楽しんでいただきたい」とコメントしている。
ヴェルファーレは1994年、地上3階・地下3階建て、総床面積1,500坪を誇る大型ディスコとして開店。数々のブームをけん引し、人気を博していたが、借地契約満了に伴い2007年、12年の歴史に幕を閉じた。同店の経営を受託していたヴェルファーレ・エンタテインメント(南青山3)は昨年5月、銀座に期間限定で開店したディスコ「クラブ・ロマンティコ」の運営サポートを手がけたほか、今年5月には多目的バーラウンジ「ガラディア」(赤坂4)を開店している。
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