今年12月23日で開業50周年を迎える東京タワー(港区芝公園4)。これに合わせて12月1日より、新ライトアップ「ダイヤモンドヴェール」を開始する。
東京タワーで現在点灯しているライトアップ「ランドマークライト」は1989年に開始。照明デザイナーの石井幹子さんがデザインを手がけ、タワーに直接光を当てることでタワーを浮かび上がらせる方式を採用したほか、日本らしい季節の変化を意識し、夏と冬で異なるライトアップを実施している。
新しく開始する「ダイヤモンドヴェール」も同じく石井さんがデザインを手がけ、「貴婦人のような、と形容される東京タワー。新たに『光のダイヤモンドヴェール』をまといます」(石井さん)というように、ダイヤモンドを散りばめたようなライトアップとなる。
東京のランドマークとしての「象徴性」、これからの50年を視野にいれた「永続性」に省エネなどの「環境性」を加えた3つをコンセプトとしており、276台のライトを使用、従来の「ランドマークライト」と比較して約50%の省電力となる。
12月1日には「アニバーサリープログラム」と題した特別なライトアップ(点灯時間=18時30分から10分間)を実施。その後、18時40分~22時まで「ダイヤモンドヴェール」、22時~24時まで「ランドマークライト」を行う。12月2日~6日と12月15日~25日の各期間中は、日没~20時=「ランドマークライト」、20時~22時=「ダイヤモンドヴェール」、22時~24時=「ランドマークライト」のスケジュールでライトアップを行う(12月7日~14日はランドマークライトのみ)。
東京タワーは50周年を迎えるにあたり、「ベスト・シティ・ランドマーク」をスローガンに掲げ、「世界基準の観光施設」、「観光や商業において集客力のある施設」、「電波塔としての事業継続」、「東京タワーブランドビジネスの確立」の4つを指針に活動していく。
実現に向け、これまでに展示スペースと土産ものを販売するショップ、カフェからなる複合型展示空間「タワーギャラリー3・3・3」をオープンしているほか、大展望台行きのエレベーター3台の改修などを行っている。