デンマーク出身の女性陶芸作家が日本初個展-南麻布のギャラリーで

優しい色の配色が北欧の温もりを感じさせる器。

優しい色の配色が北欧の温もりを感じさせる器。

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 南麻布の「ギャラリーストレンガー」(港区南麻布3、TEL 03-5422-9045)で8月29日、デンマーク出身の女性陶芸作家カリン・パトリシア・イェンゼンさんの日本初個展「A Silent Touch of Aphrodite」が始まる。

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 カリンさんは「デンマーク・デザイン・スクール」で陶磁器とガラスのデザインを学んだ後、1997年よりエルシノアで本格的な制作活動を始めた。気負いのないスタンスで制作する陶器は、デンマークの自然との繋がりから多くのインスピレーションを受けているという。

 北欧デザインは一般的にシンプルなフォルムで形成され、鮮やかな色彩が特徴。厳しい気候条件に対して、心地よさを住空間に求め、広大な自然の中から生み出されるデザインは世界中で注目を集めている。

 日本での初個展が決まった時、カリンさんは「ふと優しさに満ちた愛情あふれる器を作りたいと思った」と話す。その思いは日に日に強くなり、自分自身以外の何かに導かれるように今回展示される「Aphrodite」の器が完成した。そのほかの「Seed」や「The Listner」などの器の制作中も「ただ聞くだけだった」という心に従って出来上がったという。

 開廊時間は12時~19時。月曜・日曜・祝日は予約制。入場無料。9月12日まで。

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