森美術館(六本木6、TEL 03-5777-8600)では10月19日と20日、森美術館2周年記念「杉本博司:時間の終わり」展の特別公演として、杉本博司氏が舞台美術を担当する能「鷹姫」の公演を行う。同公演は、同展示会場内の特設檜舞台にて上演されるもので、壁面には同氏の代表作「海景」20点が展示され、「絶海の孤島と化した舞台」を見立てる。出演者は、観世銕之丞、浅見真州、野村萬斎ら。同作品は、アイルランドの詩人・W. B. イエイツが能に影響を受けて創作された戯曲「鷹の井戸」を翻案したもの。開演は19時30分で、約1時間の公演。観覧料はA席10,000円、B席6,000円。一般予約は9月17日より、同展の公式サイトより受け付ける。同氏は、世界中の水平線を撮影した「海景」シリーズや、映画1本分の長時間露光撮影を行った「劇場」などの作品で知られる現代美術家。(写真は「カリブ海、ジャマイカ」1980)
「杉本博司:時間の終わり」