西麻布の「ギャラリーMITATE」(港区西麻布3、TEL 03-3479-3842)で現在、ファッションデザイナー横森美奈子さんの個展「横森美奈子のNEW利休バッグ展」が開かれている。
横森さんは1949(昭和24)年生まれ。桑沢デザイン研究所でグラフィック・デザインを学び、自作のハンドニットから服のデザインを始め、1972(昭和47)年ビギ入社。その後、いくつかの国内ブランドのチーフデザイナーを歴任し、1999年にフリーランスとなる。ファッションデザインのほか著述や新聞、雑誌への連載、テレビ「おしゃれ工房」(NHK)出演などの活動を行っている。
同展は、和装用の帯地で作られる通称「利休バッグ」を、横森さんがヨーロッパの一流ブランドのスカーフ地や日本の着物地、帯地などを使ってアレンジした「NEW 利休BAG」を展示する。
会場では、モスリンや銘仙など懐かしい「昭和RETRO」の古着物地にブランドもののスカーフを合わせた新作を含む50点を展示。作品はすべて一点もので、京都の職人が制作したもの。価格は8万4,000円~12万6,000円(参考価格)。
同ギャラリー広報担当の佐藤千尋さんは「和装はもちろん、洋装に合わせてもコンテンポラリーなアクセントになる。時空を越えた古今東西のミックスを楽しんでほしい」と話す。
開館時間は11時~19時(最終日は17時まで)。月曜休館。入場無料。12月13日まで。