ヨーガンレールさんのブランド「ババグーリ」展-国立新美術館ギャラリーで

ムクのチーク材を使った独特のデザインの「いす」。

ムクのチーク材を使った独特のデザインの「いす」。

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 国立新美術館(港区六本木7)地下1階のギャラリー「SFT GALLERY(スーベニアフロムトーキョー・ギャラリー)」(TEL 03-6812-9933)で現在、ヨーガンレールさんのブランド「ババグーリ」のアイテムがそろえた展覧会「ババグーリの美しい暮らし」展が開かれている。

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 ヨーガンレールさんは1944年ポーランド生まれのドイツ人。1971年に来日し、1972年にファッションブランド「ヨーガンレール」を設立。2006年に新ブランド「ババグーリ」を立ち上げる。独特の色使いと素材選びを重視した服やジュエリーから、家具、食器に至るまで幅広いデザインを手がけている。

 「ババグーリ」は、毎日の暮らしのための実用的なアイテムを扱うブランド。手紡ぎ手織り草木染めコットンを用いた手ぬぐいなどのほか、ムクのチーク材の家具、沖縄県の畑でデザイナー自身によって栽培されたお茶、せっけんなど天然物の生活雑貨を取り扱う。ババグーリとは、インドのグジャラート地方ラタンプールで採れる「メノウ石」のこと。

 同展では、新刊「ヨーガンレールとババグーリを探しにいく」(PHP刊)より、チーク材のいすや南部鉄器、陶器、生地、再生ガラスなどを紹介し、「手仕事にこだわったもの作りと自然に根ざした暮らし」を提案する。ヨーガンレールさんは「自然への尊敬の念を込めて、環境を汚さない、土に還る素材で、丁寧な手仕事をされた服や暮らしの道具など、自分にとって必要不可欠なものを作りたいと考えた」と話す。

 同会場では、ババグーリ(メノウ石)に純金のビーズや組みひもをあしらった「ジュエリー」(8,925円~3万4,650円)のほか、「炭のせっけん」(1,260円)、「南部鉄器 朱肉入れ」(1万500円)、「銀彩の器」(6,300円)、茶碗(3,990円~4,725円)、陶器(3,675円~1万6,800円)、カトラリー(1,575円~1万4,700円)、トートバッグ(2万9,400円)、スカーフ(1万6,800円~3万5,700円)、スツール(13万6,500円~19万9,500円)などを展示・販売する。

 開館時間は10時~18時(金曜は20時まで)。火曜休館。入場無料。3月8日まで。

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