六本木の独身者専用会員制バー「Singles Bar GREEN」（港区六本木3、TEL 03-3479-9299）が3月で2周年を迎えた。

　席数は56席。白革のイスやソファ、木目調のテーブルで統一された店内は、ムードある照明などでモダンな雰囲気を演出している。

　社長の本多有太さんは20代半ばで独立し、ダンスイベントなどを行うクラブをはじめ、数店の飲食店を経営。その後、「これまでにない形の店を出せないか」と考え、2008年3月に同店を開いた。

　本多さんによると、「独身者が多く集まるバーをシングルズ・バーと呼び、これはアメリカやイギリスでは一般的な存在。ニューヨークやロンドンでは、多忙なビジネスエグゼクティブやキャリアウーマンたちの出会いの場として親しまれている」という。

　完全会員制にしているのは、「安心した出会いを」という思いから。会員になるには、免許証やパスポートなどの身分証明書が必要になるが、入会金や登録料などは不要。予約制のため、当日でも予約の必要がなる。

　気になる人や話してみたい人がいたら、店員を呼び、その旨を伝える。相手側の了承が得られれば同席することができるという。その時点から、その時に女性が飲んでいる酒やそれ以降に注文したものなどは男性側が負担することになるが、話す時間が制限されているわけではないので、周りを気にせず会話を楽しむことができる。

　客層は男女とも30代が多いが、最近は20代や40代の利用客も増えているという。職種で多いのは男女とも会社員だが、最近では、男性は公務員や医者、女性では看護師や幼稚園教諭なども。

　同店で知り合って結婚したカップルもいるようだが、「結婚してほしいというよりは、好きな人を見つけて、張りのある生活を送ってほしい」と本多さん。

　ドリンクは、ビール、オリジナルカクテル、焼酎、日本酒、ブランデー、ウイスキーなど。3月30日からは、期間限定で「ヒアルロン酸入りオリジナルカクテル」（1,500円）も用意。女性客は予約時に希望すれば、ウエルカムドリンク1杯がサービスされる。

　営業時間は18時～24時(日曜・祝日は17時～23時)。男性会員は、エントランスチャージ＝2,500円、テーブルチャージ＝2,500円。女性会員は、テーブルチャージ＝2,500円。