東京ミッドタウン(港区赤坂9)で10月1日・2日、iPhoneで操縦ができるクアッドヘリコプター「AR.Drone(エイアール ドローン)」のフライト体験イベントが行われた。
「AR.Drone」はフランスのParrot社が開発したクアッドヘリコプター。世界で初めてiPhone・iPad・iPod touchを使って操縦できるのが特徴。4つの翼がついたマシンを、iPhoneの画面にタッチしながら傾けるなどしてコントロールする。
機体には前方と真下の地上を映す2つのビデオカメラを搭載しているため、iPhoneの画面にはその映像がライブストリーミングされる。そのため、コックピットに乗って操縦しているような臨場感を味わうことができるほか、Wi-Fi接続により離れた場所からでも映像を見ながらコントロールすることもできる。
操作は簡単で、機体が浮いている状態で画面から指を離すとその場で停止して安定飛行に。自動離着陸ボタンを使うと、離陸した後、自動的に高さ80センチのところまで上昇してホバリング状態になる。
金網で囲まれた会場にはカップルや家族連れなどが訪れ、操縦を楽しんだ。操縦を体験した30代男性は「手を触れていない状態で、宙に浮いたままでいることに驚いた。操作も簡単だった」と話し、家族で訪れていた小学生男児は「UFOみたいで格好良かった」と興奮気味に話していた。
操縦体験者には同マシンをデザインしたiPhoneケースなどを進呈した。