東日本大震災に復興支援を目的に、南麻布のレストラン「キッチンわたりがらす(港区南麻布4)で今月19日、「green drinks for TOHOKU-東北地方太平洋沖地震チャリティーパーティー」が開催される。
green drinksは世界中で開かれているグリーンやエコをテーマにしたパーティー。東京では、ウェブサイト「greenz.jp」を運営するビオピオ(文京区白山)が2007年から開催している。今回は、震災を受けて急きょ開催を決めた。
同社の小野裕之さんは「こんな時にパーティーを開くなんて不謹慎だという意見があることも理解しているが、一人ひとりが自分たちにできることを日々の中で行っていくことが大事なのではないかと思い、開催を決めた。東京で不安でストレスがたまっている方も少しだけ肩の力を抜いて、リラックスできる温かな時間を共有できれば」と話す。
フードは同店店長の村上秀貴さんとケータリングユニット「MOTENA」の小林静香さんが「春を待つ北の食事」をテーマに用意。被災地域(東北甲信越)の食材をなるべく使い、山菜の天ぷら、魚の押しずし、酒とつまみなどを振る舞う。「忘れてしまいそうだが、桜のつぼみは膨らみ、通りにはジンチョウゲが薫り、春はもうすぐそこ。一人でも多くの人の心がが安心するよう願って食卓を共にし、義援金を送ることができれば」とも。
参加費は3,000円(フード込み)で、売り上げの半分を義援金として被災地に寄付する。