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六本木ヒルズの電力を東電に提供-東日本大震災による電力不足で

六本木ヒルズイメージ写真

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 森ビルは3月18日、六本木ヒルズ(港区六本木6)の特定電気事業「六本木エネルギーサービス」による発電設備の電力を東京電力に提供開始した。

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 同施設では独自のエネルギープラントによる電力供給を行っており、都市ガスを燃料とするため、電気による電力制限の影響を受けることなく安定的な電力提供が可能。「東京電力とは以前より災害時の支援体制について協議してきたが、今回は緊急ということで融通することを決めた」と話す森ビル広報担当者。

 供給時間は、6時~20時=4,000キロワット、20時~翌6時=3,000キロワット(4,000キロワットは一般家庭約1,100世帯分に相当)。

 森ビルでは電力不足の予測に基づいて、同社が管理・運営する全施設(約100棟)で、12日より景観・装飾照明の取りやめ、13日より商業施設の営業時間短縮、14日より共用部(廊下、階段、付室など)の照明低減、空調・ファンの調整、トイレ手洗い器給湯の取りやめ、エスカレーター運転台数の削減などを実施中。電力供給能力回復まで継続する予定。

 東京電力への電力提供は3月31までの予定だが、4月以降も東京電力と協議の上、継続を検討していく。

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