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森美術館で「フレンチ・ウィンドウ展」開幕-フランス現代アートを一望

リシャール・フォーゲ<無題> 2007年 Photo: Fabrice Gousset Courtesy: ART:CONCEPT, Paris

リシャール・フォーゲ<無題> 2007年 Photo: Fabrice Gousset Courtesy: ART:CONCEPT, Paris

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 森美術館(港区六本木6、TEL 03-5777-8600)で3月26日、「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」が始まった。

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 フランスの現代美術のコレクター団体ADIAFが主催する「マルセル・デュシャン賞」の設立10周年を記念して開催する同展。現代美術先駆者の芸術家、マルセル・デュシャンの功績に敬意を表して設立された同賞は最も権威のある国際的な賞として知られる。

 会場では、グランプリ受賞作家に加え、最終選考に残った一部の作家、デュシャン本人を含む28人のアーティストを紹介する。デュシャンの代表作「フレッシュ・ウィドウ」に着想を得て、「デュシャンの窓」「窓からの眺め」「時空の窓」「精神の窓」「窓の内側」の5部で構成する。

 デュシャンの代表作の一つで、既成品をそのまま、あるいは若干手を加えたオブジェ作品レディ・メイドのほか、各アーティストたちの絵画・彫刻・写真・インスタレーション・ビデオなどでフランスの現代美術を紹介、作品を飾ったコレクターたちのアパルトマンも再現する。

 さらに屋外展示として、ベルサイユ宮殿での個展(2009)で話題を呼んだ全長9メートルの「四輪馬車」が六本木ヒルズ・パブリックスペースに登場。

 現代アートの素朴な疑問に同館長が答える「教えて館長さん!現代アートってなあに?」、同館スタッフの説明を受けながら会場を回る「ギャラリートーク」などのプログラムも予定する。

 開催時間は10時~20時(4月1日からは22時まで、火曜のみ17時まで)。入場料は、一般=1,500円、学生(高校・大学生)=1,000円、子ども(4歳~中学生)=500円。8月28日まで。

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