麻布十番のイタリアンレストラン「イルマンジャーレ」(港区麻布十番1、TEL 03-6459-1577)が4月1日~3日、東日本大震災被災地支援をテーマに掲げた「チャリティー・レストラン」として営業する。
同店オーナーシェフの鵜野秀樹さんは「取引のある生産者にも被災された方も多く、東京でもできることをやらなければならないと考えた。被災地の食材を使うこともできたが、このような状況下ではお客さまの心情を考えると難しいのでチャリティーという形を取った。震災以降、キャンセルなどでお客さんも半分以下に減ってしまったが、停電の影響もない東京の中心部は普通に経済活動をしていないといけないと思う」と話す。
計画停電や自粛ムードにより飲食店への客足が鈍る中、通常よりリーズナブルな価格設定のランチやディナーを提供することで来店を促し、売上の50%以上を被災地に寄付する。
「はっきり言って利益は出ないが、なるべくたくさんの人に来てもらい、元気にやっているところを見せたい。これでお客さんが戻ってきてくればうれしい。このようなイベントが開催されていることを被災地の人にも知ってもらうことでエールを送ることになれれば」とも。
料金は、ランチ=1,050円~、ディナー=3,670円~。営業時間は、ランチ=11時30分~14時(ラストオーダー)、ディナー=18時~23時(同)。要予約。