西麻布のギャラリーで小さな「能の会」-能楽師・山中がしょうさんが企画

photo 吉村登

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 西麻布のギャラリー「le bain(ル・ベイン)」(港区西麻布3、TEL 03-3479-3843)で4月2日、観世流能楽師の山中がしょうさんによる能の会「ZENに遊ぶ・能を遊ぶ」が開催される。

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 2歳で仕舞「老松」で初舞台を踏み、梅若六郎さんに師事した山中さん。現在は、能の公演以外にも「能へのいざない」と題して、分かりやすく能を紹介する講座などを数多く開き、能の伝統を次世代へと受け渡す活動を展開するほか、これまでの能楽にとらわれない発想と行動力で現代における能の可能性を模索する。

 今回は、たまたま同ギャラリーを訪ねた山中さんが空間を気に入り、「ぜひこの空間で舞ってみたい」という話から開催が決まったという。

 当日は、「『当麻』 一夜にして蓮の葉で曼荼羅を織りあげる」「『菊慈童』 菊は古来より百薬の長 その故事にちなむはなし」の2演目を披露するほか、簡単な能のレクチャーなども予定する。

 同ギャラリー広報の佐藤千尋さんは「普段はあまり目に触れることのない能だが、この会は大きな規模ではないので肩の力を抜いて見ることができる機会。気軽に立ち寄ってもらって、能に触れるきっかけになってもらえれば」と話す。

 開催時間は、1回目=14時~14時30分、2回目=15時~15時30分。入場無料。

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