六本木のギャラリー「ヒロミヨシイ六本木」(港区六本木5、TEL 03-5772-5233)で5月7日から、ヒロ杉山さんらが「3.11以降の日本」をテーマにした作品を展示する『AFTER 311』展が行われている。
同展はヒロ杉山さんが代表を務めるクリエーティブ集団「エンライトメント」がキュレーションを行い、被災地の復興のため、親交のあるアーティストに参加を呼びかけて実現した。参加アーティストはヒロ杉山さんの他に、伊藤桂司さん、須田俊哉さん、田島一成さん、谷田一郎さん、ライアン・チャンさん、テイ・トウワさん、山本哲郎さん。
作品はコラージュ、写真、ドローイングなど平面作品が中心。水に溶ける油絵具を使ったヒロ杉山さんの作品では、使用した東京都の水道水に含まれるセシウム137の数値を表示されるなど、震災や原子力発電所の事故をモチーフとした作品が並ぶ。
同ギャラリーの安東生子さんは「日本では地震の影響を受けてない人はいないので、あらゆる人に作品を見てほしい。また、正確な情報がなかなか届かない海外の人にもアートを通してメッセージが伝われば」と話す。
同展の売上の一部は震災被災地復興のための義援金として寄付される予定。開催時間は13時~19時、日月祝休廊。24日まで。