六本木農園(港区六本木6)で5月28日、奨学米プロジェクト(6月に「株式会社奨学米」設立予定)による「奨学米 農家・学生交流イベント」が行われる。
奨学米とは、奨学“金”の代わりに農家が学生に米(1年分=30キロ)を無償で提供し、食生活をサポートする仕組み。学生は米を提供する農家の手伝いや地域のイベントに参加することで、恩返しをする。現在、第1回の新潟奨学米生を募集しており、その募集も兼ねた交流会として今回のイベントを開く。
同プロジェクト副代表の福島剛さんは「奨学米を通じて、農業を体験したり、農家さんと交流することで、農業の素晴らしさや、ものを作る喜び、食の大切さ、日本の伝統など、たくさんのことを学びとってもらい、『もう一つの実家』をつくってほしい」と話す。
当日は、その奨学米を受ける奨学米生を募集するための説明会を行う同時に、実際に奨学米を提供する農家を招き、農家の現状や「食」についてなど、さまざまなことを学び取ってもらい、農家と学生をつなげる試みも行う。
福島さんは「昨年10月に福島で実験的なプロジェクトを実施したが、本格的にこのような交流会を行うのは初めて。奨学米生になりたい人はもちろん、少しでも奨学米や農業、地域との交流にご興味のある学生さんに参加してもらえれば」とも。
開催時間は15時~17時。会費は1,500円(ワンドリンク付き)。学生定員は約50人。事前にホームページからの申し込みが必要。