六本木のグランドハイアット東京(港区六本木6)で8月4日、森美術館とアカデミーヒルズが主催する「MAMアートコース」最終回の企画として、「オノ・ヨーコ-希望の路」が開催される。
「MAMアートコース」は2008年から3年間、現代美術をさらに楽しめるよう開設した講座で、「アート」「ビジネス」「カルチャー」の3つをテーマに、アートと社会の関係性をひもとくことを主眼とする。これまでに宮島達男さん(現代美術家・東北芸術工科大学 副学長)をはじめ、マーク・スピグラーさん(アートバーゼル、アートバーゼルマイアミビーチ コ・ディレクター)、姜尚中さん(政治学者)、東浩紀さん(哲学者・批評家)などが登場した。
最終回となる第13回は、美術の分野で人類の平和に最も貢献した作家に授与される「ヒロシマ賞」を今年受賞したオノ・ヨーコさんが登場。3月に起きた東日本大震災後、さまざまな困難に対峙(たいじ)している日本人に「今一番伝えたいこと」を語る。
半世紀以上にわたる制作活動と共に、「愛と平和」のメッセージを発信し続けているオノさん。同賞受賞記念で、「オノ・ヨーコ展 希望の路 YOKO ONO 2011」を広島で開催するほか、複数の展覧会を予定。現在も2007年に始めた「イマジン・ピース」平和キャンペーンのため献身的に活動している。
開催時間は19時~20時30分。定員は400人(要予約)。料金は、一般=3,000円、MAMCメンバー=2,000円。