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六本木に山口県の産直市場-生産者がとれたての農産物アピール

ひょうたん型のカボチャ「バターナッツ」を持った店長の佐賀さん

ひょうたん型のカボチャ「バターナッツ」を持った店長の佐賀さん

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 六本木に8月8日、山口県の産地直送品を扱う「やまぐち産直 長州市場」(港区六本木5、TEL 03-6438-9458)がオープンした。経営は長州市場(山口県萩市)。

東京ではなかなかお目にかかれない野菜が並ぶ

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 店舗面積は22坪。山口県の生産者が場所代を支払い、自ら値段をつけた農産物や海産物を並べる同店。現在約40の生産者が契約し、手塩にかけて育てた商品をアピールする。

 「生産者にとって自分で値段をつけられるのはメリット。こだわりを持って作っている人ばかりだが、今までは地元にしか出回らなかった。飲食店の多い六本木エリアに店を構えることで、プロの料理人にも知ってもらえ、販路の拡大につながれば」と話すPR担当者。取扱商品は、有機・無農薬・低農薬で作られたものに限り、利益は全て生産者に支払われる。「購入者にとっても、いいものが安く買えるので喜ばれている」とも。

 「店頭には、そのときとれた旬のものしか並ばないので、スーパーのようにキャベツやトマトがいつでもあるというわけにはいかない。その代わり、東京では体験できないようなワイルドな味わいを楽しんでいただければ」と話すのは店長の佐賀加代子さん。見慣れない食材も、料理レシピの提案などをして販促に務める。

 現在は、大きくて白い長門市の伝統野菜「白オクラ」(150グラム、250円)や、「生キクラゲ」(85グラム、420円)、ミネラル塩を散布して甘さを引き出した福賀市の「ミネラルスイカ」(1玉4,000円)、約30センチの大きさがある「長ナス」(2~3本、200円)、約15センチの「スイートピーマン」(2個200円)、イモの茎(300グラム、200円)などの珍しい野菜のほか、とれたての海産物やその場で精米してもらえる米なども扱う。

 「これから秋にかけては20世紀ナシが入ってくるが、おいしくて有名。クリも自慢の品なので、ぜひ味わってみてほしい」と佐賀さん。

 営業時間は10時~20時。

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